この4月から部長になったタイミングで、
管理職について勉強したく、
外部セミナーの経営塾に通っています。
その中で、
ダメな上司といい上司の話があり、
「これは犬との関係にそのまま通じる話だなぁ」
という内容でした。
ダメな上司
まず、ダメな上司は、
部下にとっていい人で優しい人。
「優しい」っていいように聞こえますよね。
こういった上司は、部下の話をよく聞いて配慮するのですが、
『部下に嫌われたくない』と、
ベクトルが部下のためではなく、自分に向いている状態の人が多い。
部下の顔色をうかがい優先しすぎて、
部下一人一人に合わせて言うことが変わるので、
部下からすると、「この上司は何を考えているの?」「本心はどこ?」
となってしまいます。
いい上司は厳しい!
一方で、
いい上司は❝厳しい❞ということでした。
その厳しさとは、怖いとかではなく、一貫性があるということ。
時として個人の要望は却下して、
チームとして結果が出るように、チームのルールを公平に管理していく。
部下の成長のためであれば耳の痛いこともきちんとフィードバックする。
一貫した厳しさはありますが、ルールのもとでは公平ですので、
部下は安心して集中して仕事ができますし、結果も出やすく成長にもつながっていく。
こういった上司なら、「頑張らないと達成は難しいかな」というチャレンジ目標を立てても、
部下は付き従ってくれるでしょう!
犬育てのうまい人
このダメな上司といい上司の話は、
「上司」を『飼い主』に、「部下」を『犬』に置き換えてみると、
そのまま犬との付き合い方に応用できる考え方です。
これまで400頭近く子犬の成長を目にしてきて、
『犬のやりたいようにさせてあげることが犬のため』と考える方がいます。
こういった人は犬のためにと言いつつ、
『犬に好かれたい、嫌われたくない』というものが根底にあるでしょう。
まさに優しい上司パターンですよね。
やはり犬がわがままになっていきますし、本当の意味で❝信頼関係❞を作ることはできません。
一方で犬育てがうまい人は、
人と犬が一緒に暮らす上でのルールや枠組みを犬に教えていきます。
いい事、ダメなことはきちんとフィードバックします。
枠組みがあるからこそ、犬も安心して生活できる、
まさに厳しい上司パターンですよね。
まとめ
最後に、研修の中で、
良い上司についての表現で、『まさにこれだ!』と
ビリビリきた言葉がありましたので紹介します(思わずメモりました)。
信頼とは好きになってもらうことではなく、
常に同意できることでもない。
「あの人ならこう言うだろう」というわかりやすさである。
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