幸せホルモンと犬との暮らし

健康

「年齢によってホルモンバランスが変わって、身体の調子も変わる。」なんていう話を聞きますよね。

ホルモンは身体の働きや調子に大きな影響を及ぼしていますが、これは犬も同じこと。

今回は、ホルモンの働きをみていきながら、犬とのより良い暮らしを考えてみたいと思います。

ホルモンとは

改めて、❝ ホルモン ❞ってよく耳にはしますがいったい何なのでしょう??

ホルモンは体の様々な働きを調節する化学物質。

体内で作られており、環境の変化が起きても、体の働きを一定に保つような働きをします。

現在発見されているだけでも100種類ほどのホルモンがあり、どのホルモンも多すぎたり少なくなったりしてバランスが崩れると、体に不調を感じたり、病気を引き起こすことになります。

幸せホルモン3兄弟

数多くあるホルモンのうち、喜びや楽しみ、やる気といった幸福感を高めてくれるホルモンが、①セロトニン、②オキシトシン、③ドーパミンの幸せホルモン3兄弟です。

①セロトニンは、規則正しい生活による心身の健康や元気な状態のときに分泌され、こころの安定、癒し、安らぎのもとになる幸福物質です。

②オキシトシンは、愛情ホルモン・思いやりホルモンとも呼ばれており、スキンシップ、マッサージ、ふわふわとした柔らかいものに触る、好きな人たちとの交流、感謝をする気持ちを持つ、相手を思いやることで分泌が増え、心の緊張、孤独、恐怖といったストレスを和らげてくれる作用があるといわれています。

③ドーパミンは目標を達成した時、成功した時、趣味や好きなことを行うことで分泌され、集中力が高まり、やる気を感じるなどの作用があるといわれています。

この3兄弟は①②③の順序で満たしてあげることが大切。

例えば、成功してお金を稼ぐことを目標にして、仕事ばかりに時間を費やし、家族との絆が壊れ、健康も害するという話はよく耳にしますよね。

まずは、自分自身が健康で(①セロトニン的幸せ)、家族や仲間との絆という土台があって(②オキシトシン的幸せ)、目標を達成する(③ドーパミン的幸せ)という順序が大切です。

ということで、幸せホルモンの3兄弟に中でも、司令塔の役割を果たしている①セロトニンについて、さらに深堀して、犬との暮らしについて考えてみます。

 

セロトニンを深堀してみる

セロトニンは、先に挙げた安らぎの作用だけではなく、睡眠の質を上げて目覚めもコントロールする、集中力も高め、姿勢や表情をコントロールするなど、様々な働きがあります。

セロトニンが不足していると、睡眠の質に影響する、イライラする、怒りっぽくなる、緊張しやすい、不安になるなど感情が不安定になると言われています。

セロトニンを高めるためには、

太陽の光を浴びる(特に起床後の30分の朝日)

リズム運動(ウォーキング)

栄養を取り腸内環境を整える(セロトニンの分泌にはバナナが最強だそうです!)

他者と会う

深呼吸・瞑想をする

などが効果的。

セロトニンがアップする犬との暮らし

前置きが長くなりましたが、上記のセロトニンが高まる習慣を見て、犬との暮らしで何が一番効果的か思いつかないでしょうか?

それは、朝の散歩です!

ちょっと想像してみてください。

朝日を浴び(朝日を浴びる)、凛とした空気を吸いながら、まだ静かな雰囲気の中を黙々と散歩する(リズム運動、瞑想する)。

日中とは違い、すれ違う人とは自然と「おはようございます」と笑顔の挨拶(人に会う)。

そして、ウォーキングでお腹がすいているので朝ごはんもおいしい!(栄養補給)

どうでしょう。想像するだけですがすがしい気持ちになりませんか!

朝の散歩は、人にとっても犬にとってもセロトニンを高めるためには最も効果的と言えるでしょう!

オキシトシンも!ドーパミンも!

ここでは、セロトニンを深堀して書いてみましたが、犬との生活は②オキシトシンも③ドーパミンも高めてくれます。

例えば、人は犬に触れるだけで血圧が下がるこうかがあるという研究結果もあります。

これはふわふわの物に触れることでオキシトシンが分泌され、精神的に落ち着くという効果が関係しているのでしょう。

また、普段の生活で犬と見つめあうことで、犬も人もオキシトシンが分泌されることがわかっています。

さらに、「犬がいることで家族との会話も増えた」「人との交流が多くなった」ということも本当によく聞く話で、犬がいることでお互いの絆が強くなりオキシトシンもアップするでしょう!

さらに、毎日規則正しい生活を送ること、犬の成長を実感することによる達成感や充実感を味わえることでドーパミンも分泌されますよね。

このように、幸せホルモンという観点から考えると、犬との暮らしはいい事尽くしです!

まとめ

コロナ禍で、人との交流が遮断されたとき、ペットへの需要が一気に高まりました。

社会的動物である人間がいかにお互いの交流が大切であるかがわかりますよね。

これからも、いろいろなものが便利になっていくでしょうが、だからこそますます、人間は犬との生活によって幸せを感じていくんだろうな、犬の存在が大きくなっていくんだろうなと想像しています。

書いていて改めて、犬って本当にすごい存在だなと実感しました!

今回もお読みいただきありがとうございます。

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