引っ張りはどうしてダメ??

トレーニング

前回の記事(2024/7/8)で『引っ張りに対応しよう!』と書きました。

今回は❝どうして引っ張りはダメなの?❞を深堀してみたいと思います。

犬への影響

散歩中に犬が引っ張ると、リラックスして歩いているときに比べて高強度の状態となります。

高強度な状態は、心拍数や血圧、ストレスホルモンなどを上昇させ、

興奮しやすい犬になっていきます。

散歩中に出会う犬で以下のようなシーンはないでしょうか?

また実際にそういった状況になったことはないでしょうか?

・リードを引っ張って前足を浮かせながら他の犬に吠えている。

・リードを引っ張った瞬間に急に怒って飛びついてきた。

・犬が立ち止まったときに引っ張るとますます動かない…。

これらの行動は、❝リードを引っ張る❞ということがスイッチになって行動を誘発している可能性があります。

リードを引かれることで興奮状態となり、

吠えやすくなる、怒りやすくなるというパターンですね。

犬が興奮したり引っ張るので、それを制御しようとリードを引くと、

それがスイッチとなってますます興奮して、望ましくない行動が強くなる…

という悪循環になっていきます。

人への影響

引っ張られる散歩は人にとってもストレスです。

まずは身体的なストレスです。

引っ張られることをコントロールすることで「腕の力が付いた!」なんて方もいますが、

逆に腱鞘炎を起こしたとか膝を痛めたというお話を聞くことがあります。

さらには、急に引っ張って転倒し大けがをするというリスクも・・・・。

次に心理的なストレスもあるでしょう。

散歩中に他の犬に出会って吠えてしまい、「すいませんねぇ」と誤まる人をよく目にしますが、毎回謝らなきゃいけないなんてストレスですよね。

特に大型犬を飼育している方は、ただ引っ張っているだけなのに相手に避けられたりして、

小型犬の飼育者以上に周囲に気を使うなんてよく聞く話。

自由にゆったりと散歩をしたいのに、犬のいない時間帯やコースを選んだりして、

なんだか窮屈なお散歩になってしまいます…

まとめ

今回は、引っ張りの悪影響を、犬と人の両方から考察してみました。

散歩に対して人がストレスを感じることで、散歩の時間が短くなって、

それによって犬がストレスを溜めて、ますます引っ張るようになり、

さらに散歩に行かなくなる…

なんて悪循環になるとお互いにHappyな暮らしではありませんよね。

ということで、

やはりリードを引くという行動は軽減するようトレーニングしていきましょう!

次回以降で具体的なトレーニングについてお話してみたいと思います。

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