日記

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日記では、最近感じたことを自己開示しています。

犬には関係ないこともつらつら書いています(今回は関係あるかな)。

今回は期待値のコントロールについて。

黒加藤がバシバシ出ているので悪しからず・・・

期待値のコントロールを間違えると…

私もこれまでの務めの中で様々な上司と仕事をしていきましたが、期待値のコントロールを間違えてるなぁという上司を目にしたこともありました。

たとえばある上司は、部下から職場内のことで何か苦情や文句が出てきた時に、(上司)「もうちょっとしたら望みをかなえるから今は我慢していてね」という感じで対応していました。

具体的には、人間関係で悩みを打ち明けてきたら(上司)「部署を変えてあげるから」とか、

サラリーに不満を持つ人には(上司)「いずれは給料を上げるから」とか…。

耳障りはいいのでその場の不満は収まるのですが、時間がたっても改善されないと、(部下)『あの時の話は何だったの?』とさらに煮詰まった状態で不満でっかくなって噴出していきます。

それに対して、(上司)「そんなつもりで言ったわけじゃない」と、またもその場しのぎであの手この手で言いくるめようとして、結局部下からの信頼も失うという結果に・・・。

これは、部下からの不満に対して、期待をさせて不満を収めたのですが、期待値が上がっている分だけ失望も大きくなったというパターンです。

夫が妻の機嫌を取るためにその場しのぎで行動して、逆にいらだたせるというやつと同じですよね(書いていて自分にグサッときています)。

これは犬も同じこと。

「ドックランに行ってもいいですか?」

「公園で遊んでもいいですか?」

「○○(食べ物)を与えてもいいですか?」などなど質問が来ますが、

一度経験させたことで犬の期待値が上がり、犬の要求がだんだんと強くなっていって、対処に困るようになっていくパターンも目にします。

先の上司の話もパピーの話も、相手のためではなく、満たしたい矢印が自分に向いていることにも注意が必要です。

部下の不満を期待させて収めたのは、部下のためではなく、

「その場を早く収めたい…」という自分のため。

パピーに何かしてあげたいというのも、

「パピーが喜んでいる顔が見たい」という自分のため。

妻にその場しのぎで対応する夫も、

「怒られたくない…」という自己保身です(グサッ)。

ジャパネットの見事な期待の高め方!

先日ジャパネットの通販番組を見ていて、「期待値を喚起するのが本当にうまいなぁ」と参考になりました。

その日販売していたのは、2024年度の最新エアコン。

「こんなすごい機能だよ」という説明の後に、

いよいよ値段を発表するのですが、その流れが見事。

「これだけの機能が付いた最新式エアコン、10万円くらいでも安いですよね」

「なんと、10万円を切ります!8万円です!」

「さらに今回だけ特別に1万円引きで、7万円です!」

「さらにさらに工事費用を無料にします!」

始めから7万円にします!ではなく、最初に「10万円くらいなのかな」というアンカーを作っておき、その後に段階的に値段を下げていって、さらにオプションもつけていくことでかなりお得したように感じさせます。

これは通販番組で昔から見られる王道パターンですが、色あせないですよね。

期待値が下がっている時だからこそチャンス

(ここからは黒加藤です)

期待値が下がっていることは何も悪い事ばかりではありません。

先日、ある芸能人が話していたエピソードトークです。

5つ星ホテルのスイートに泊まったが、清掃がされていなかったり、片付けが遅かったり、部屋を間違えて注文が届いたりなどなど、ありえない対応の連続に相当に腹が立ったそう。

そこで、その怒りをホテルマンに伝えたところ、ホテルのトップ中のトップがすぐに部屋にやってきました。

そのトップは、「あなたのがっかりしたお気持ちよくわかります。」と気持ちに十分に共感して、

「もし、次回利用していただけるなら直接私にご連絡ください。私の責任としてあなたをおもてなしします。」と伝えたのだそう。

芸能人は、このトップの対応にすっかり怒りも収まり、「素晴らしい対応だった!」と、感動エピソードとして語っていました。

でも、よ~く聞いていると、トップの人は何か特別なことをしているわけではありません。

ただ気持ちに共感しているだけ。

その上で、「次に泊まるときには私に連絡を」と、ちゃっかり次の予約まで勧めています。

これは、「気持ちに共感する」という行為が、怒りで疲れていて、期待が下がっている分だけ、より心に響いて、感動エピソードに変わってしまったパターンです。

「加藤さんはどうしてそんなにパピーに好かれるの?」と皆さん不思議がられますが、これも犬の期待値に関係していると思うんです。

パピー講習会や家庭訪問でパピーは私のことを認識してくれます。

そして、犬舎で預かる時期が来ますよね。

今までと違う環境の中で暮らすことでやっぱりストレスがかかります。

そんな時に知っている人(加藤)が構ってくれるので、パピーにとってみると『この人は頼りになる~』となります。

何も特別なことはしていないのですが、ストレスがかかる場面(期待値が下がっている状態)を解消してくれるので、私への良いイメージが強くなるという公式じゃないかなと考えています(黒いなぁ~)。

まとめ

自分を満たすために相手に期待させるのは最悪手…

期待を喚起するにはジャパネットを参考にしよう!

そして、期待値が下がっているときこそチャンスだ!

今回は以上です。

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