日記

 日記

パピー担当を続けてきて8年目に突入していますが、飽きるどころか年々面白くなっています!

ということで、今回は「だから面白いパピー担当!」という内容です。

私がドーパミンが分泌される瞬間を記してみました。

人間は忘れる生き物

最近、ラジオを聴いていた時、子育てに奮闘中のパパが、「3歳になる子供のうんちのトレーニングについて悩んでいる」というのを耳にして、『自分の息子の時はどうだったけ?』、『あんまり苦労した覚えはないなぁ…』と、すっかり記憶があいまいになっていることに気が付きました。

(#あとで妻に確認したら「あなたは苦労してないよね!」と妻の地雷を踏みました…)

この❝人の記憶のあいまいさ❞は、パピーウォーカーの皆様と話していてもよく感じることです。

1年間委託していたパピーが協会に引き上げの時に、これまでのパピーとの思い出を話していると、

幼少期に甘噛みやトイレのしつけでとても苦労していたはずの方も「とってもいい子で、あんまり困らなかった!」という感想をいただくことが多くあります。

人は忘れる生き物と言いますが、自分も含めて人の記憶とはあいまいなものだなとつくづく感じます。

パピー担当の仕事 長期と短期的目線

パピー担当(育児指導)は、この人のメカニズムを頭にいれておく必要があります。

つまり、長期と短期の視点が必要な仕事だなと思います。

その時点で大変さを感じているパピーウォーカーの気持ちに寄り添うことは当然大切なこと。

一方で、今は問題に感じていても、成長と共にいずれは解消して、忘れられていくこともあり、今起きていることに囚われすぎないように、視点を少し先にずらす声かけも必要です。

パピー担当の仕事 具体と抽象の視点

また、育児指導においては具体と抽象の視点を織り混ぜる必要があります。

『面白いなぁ』と感じる本は、具体と抽象のバランスが良い本です。

具体的な事例は面白いのですが、そればかりだと内容が浅く感じますし、

一方で、抽象的な表現は本質をとらえていて深みがありますが、それだけだと具体的に転用しづらくて面白ろみに欠ける。

つまり、面白い本は、具体的な事例を抽象的な概念でまとめているという構成になっているのがわかります。

育児指導も同じで、個別の事例に対して、具体的な指示を出す対応ばかりしていても、自分で考えて工夫するという醍醐味を妨げてしまいます。

一方で、質問されたことに対して、原理原則を伝えてばかりいても、『結局どうしたらいいの?』ということになりますよね。

したがって、それぞれの具体的な事例や対策が、どういった原理原則とつながっているのかをお伝えするのが大切です。

ドーパミンがドバドバ分泌される瞬間!

長期と短期の視点、具体と抽象の視点をどのバランスで伝えた方が相手にわかりやすいのかは、相手によってそれぞれ違いがありますので、答えがないところで本当に難しいこと。

だからこそ、初めて犬を飼育するというような方がパピーウォーキングに挑戦してくださり、初めはどう付き合ったらいいのかわからずに色々な苦労をされていた方が、1年が経過したころには犬にとって立派なリーダーシップを発揮して、「苦労はほとんどなかった!楽しかった!」と言ってくださるのを聞いたときには、『パピーの育児指導をしていて本当によかったなぁ』と感じる瞬間です!

コメント

タイトルとURLをコピーしました